とあるエンジニアの備忘log
2013年6月25日火曜日
FreeBSD 入門中 その4 : 環境整備2
[前回](/2013/06/freebsd-3.html)の続きです。 検索すればすぐ出てくるような内容ですが、いちいち調べ直すのも面倒なので、メモしてあります。 ### PAGER を lessに ### PAGER をデフォルトの more から less に設定します。 bash系: `~/.profile` で export PAGER=less C shell系: `~/.cshrc` または `~/.login` で setenv PAGER less とする。 (個人的には、環境変数は `~/.cshrc` よりも `~/.login` に書く方がよいと思っているが。。) ### sudo できるようにする ### Ubuntu に慣れていると、`sudo` できないと面倒に感じることがあります。 # pkg_add -r sudo でインストールする。 # visudo を実行して、 # %wheel ALL=(ALL) ALL となっている部分のコメントを外す。 設定ファイルはなぜか `/etc/sudoers` ではなく、 `/usr/local/etc/sudoers` にある。 ここから先は、一般ユーザーでログインしなおして、必要な時のみ、`sudo` で (もしくは `su` で rootに変身して)実行することにする。 ### NFS サーバー 設定 ### `sysinstall` で Configure -> Networking -> NFS Server 途中で、 `/etc/exports` を設定してください、とエディタが開くので設定を書く。 `/etc/exports` の書き方はコメント欄 (または `man exports`)を見ればわかる。 `/etc/rc.conf` に以下が追加されるはず。 nfs_server_enable="YES" rpcbind_enable="YES" `/etc/exports` を設定せずに ZFS の機能でやる方法もある。 例えば、 /homeディレクトリ以下を 192.168.xx.yy と 192.168.zz.ww へ公開する場合 # zfs set sharenfs="192.168.xx.yy 192.168.zz.ww" rpool/root/home のようにする。 `/etc/hosts` に記載したホスト名で指定はできなさそう。 あと `-network 192.168.11.0 -mask 255.255.255.0` みたいな書き方もできなさそうだし。 `/etc/exports` で設定したほうがよさそう。。 NAT経由のクライアントからマウントできるようにするには、 `/etc/rc.conf` に mountd_flags="-n" を書いておく。 ### Auto Mount ### 次は、NFS クライアントとしての設定。 `/net/` 以下にアクセスしたときに、自動で mount し、しばらくアクセスしないと自動で umount して欲しい。 Linux では autofs だったが、FreeBSD では AMD (auto mount daemon) というデーモンがあるらしい。 `sysinstall` して Configure -> Networking -> AMD にチェックを入れる。 AMD Flags はよくわからんが、デフォルトのままで使えた。 `/etc/rc.conf` に以下が追加されるはず。 amd_enable="YES" これでサーバー FOO が BAR というディレクトリで公開している場合、 `/net/FOO/BAR` にアクセスすると自動的にマウントしてくれるようになった。 ### Linux のバイナリを実行可能にする `/etc/rc.conf` に linux_enable="YES" を追加。 # pkg_add -r linux_base でインストール。 ### proc file system ### `/etc/fstab` に以下を追加 proc /proc procfs rw 0 0 ### ssh X port Forward ### `/etc/ssh/sshd_config` で X11Forwarding yes を有効にしてみるも、動かず。 後述の xorg をインストールしたときに、 `DISPLAY` 環境変数がセットされて、動くようになった。 よくわかりませんが、とりあえず動くようになりました。 ### X の設定 #### # pkg_add -r xorg でインストール。 /etc/rc.conf に hald_enable="YES" dbus_enable="YES" を追加する。 $ startx で起動する。 twm というWindow Manager が動く。 ### gnome ### # pkg_add -r でインストール。 `/etc/rc.conf` に gnome_enable="YES" を追加する。(gnome関連デーモン起動) システム起動時に gdm を起動させる場合は、 `/etc/rc.conf` に gdm_enable="YES" を追加。 `startx` で起動させる場合は $ echo "/usr/local/bin/gnome-session" > ~/.xinitrc $ startx ### pkgng ### pkg_* の代替ツール。 apt や yum みたいなもの。個人的には、必ずしも導入しなくてもよいと思う。 一応、[FreeBSD pkg_*システム捨てるのはいつ?今でしょ!](http://april.fool.jp/blogs/?p=1947) を参考に使ってみた。 最初に # pkg とやるとセットアップしてくれる。 `/etc/make.conf` に以下を追加。 WITH_PKGNG= yes すでに `pkg_*` を使っていた場合は `pkg2ng` でデータベースを移行。 現時点では、リポジトリがすっからかん(サーバーに侵入されたらしい)なので `/usr/local/etc/pkg.conf` を開き、 packagesite: http://pkgbeta.FreeBSD.org/freebsd:9:x86:64/latest をコメントアウトし、 packagesite: http://ftp.jaist.ac.jp/pub/PC-BSD/packages/9.1-RELEASE/amd64 を追加。 あとは、 `pkg install PACKAGE_NAME ...` でインストールしていく。 pkg install emacs とすると、`Conflict found on path` というエラーメッセージが大量に出てびっくりした。 `pkg install emacs` は複数のバージョンの emacs を一度にインストールしようとするらしく、 `pkg install emacs-24.3,3` みたいにバージョンまで入力しないといけないらしい。 apt や yum に比べると、このあたりは洗練されていない気がするなぁ。
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